良い服の絶対条件

 軽く柔らかく、体と一体化して動きやすい。
着る人の個性を引き出し、美しいドレープが人を魅了する。どこまでもやさしくて、しかも存在感を誇示できる服。良い服と言われるためには、さなぎまな条件が必要だ。服の命を決める優れたパーツ(付属品)の数々。目に見えない所、隠れた部分への細心の配慮。生地の特性を最大限に生かすクラフトマンの腕。そして、重要なポイントは必ず一針一針、手縫いで仕上げていくハンドメイド仕上げ。その一つひとつが、良い服をつくるための絶対条件なのだ。

良し悪しの第一は芯据え

芯がしっかりしていること。
 それは人も服も同じで、一番大切なことである。服の縫製の場合、大きく分けて毛芯縫製と接着縫製とがある。毛芯縫製は、毛芯と前身頃を一枚の布のように止めていく。これを芯据えと言うが、この芯据えが服の良し悪しを決める縫製上の命と言える。接着縫製は貼り芯と前身頃を機械で貼り合わす。合理的で芯据え程の技術は必要としない。毛芯縫製には研き抜かれた熟練の技術が必要である。生地の厚薄、柔硬などをしっかり見分け、ぞの特性に合わせて芯据えをしていく。そして服が出来上がっていくに従って、平らな生地に立体的な丸みが生じ、体に馴染んだ着心地をつくり出す。良い服は芯が違う。

服の命を決めるイタリア製パーツ
 「服の生命は第一に芯据え」と言われるように、パーツの良し悪しと据え方によって、胸のドレープや袖付け、衿付けに大きな影響を与える。パーツーつで仕立てが決まるといっていい。VALOR ORIGINALはそのパーツにイタリア製のものを使う。毛芯をはじめとするイタリア製パーツは理に適い、良い服をつくるための条件を満たしてくれる。国内では見られなくなった、こだわりを持ち続けているからだ。